初めて海上輸送を検討する企業の多くが、最初に直面するのが「LCLとFCL、どちらを使えばいいのか」という問いです。答えは貨物の量と頻度によって変わりますが、単純な重量だけで判断すると思わぬコストが発生することがあります。

LCL(混載)とは何か

LCL(Less than Container Load)は、複数の荷主の貨物を1本のコンテナにまとめて輸送する方式です。コンテナ1本分の量がない場合に使われます。料金はW/M(重量トンまたは容積トンの大きい方)単位で計算されるため、小口の貨物でも合理的なコストで輸送できます。ただし、混載のため他の荷主の貨物と同じコンテナに積まれることになり、FCLに比べてリードタイムがやや長くなる場合があります。

FCL(フルコンテナ)とは何か

FCL(Full Container Load)は、コンテナ1本を1社の荷主が専有する方式です。他の貨物と混載されないため、破損リスクが低く、リードタイムも安定しています。20フィートコンテナの最大積載重量は約18トン、40フィートは約26トンです。貨物量が一定以上になると、LCLよりFCLの方がコスト効率が高くなります。一般的には、15CBM(立方メートル)を超える場合はFCLを検討する価値があります。

どちらを選ぶべきか、判断の目安

貨物量が10CBM以下であればLCLが合理的です。10〜15CBMの範囲はグレーゾーンで、仕向地や出港頻度によって変わります。15CBM以上であればFCLを検討してください。また、輸送頻度が月1回以上であれば、FCLで定期契約を結ぶ方がトータルコストを抑えられることが多いです。Cedar Harbor Lineでは、貨物情報をお知らせいただければ、どちらが適しているかを具体的にご提案します。

LCLの締め切りと注意点

LCL混載を利用する場合、締め切り(カットオフ)の管理が重要です。Cedar Harbor Lineのシアトル発横浜向けLCL便は、毎週火曜日17:00(太平洋標準時)が締め切りです。書類の提出は貨物搬入の48時間前までに必要です。締め切りを過ぎると翌週の便になるため、輸送計画には余裕を持たせることをお勧めします。

LCLとFCLの選択は、一度決めたら変えられないものではありません。貨物量が増えればFCLに切り替え、減ればLCLに戻すことも可能です。まずは担当者にご相談ください。