温度管理が必要な貨物を初めて輸送する企業が最初に戸惑うのは、「どの温度に設定すればいいのか」と「どんな書類が必要なのか」という2点です。リーファーコンテナの仕組みを理解しておくと、輸送計画が立てやすくなります。

リーファーコンテナとは

リーファーコンテナは、冷凍・冷蔵・温度管理機能を備えた専用コンテナです。コンテナ自体に冷凍機が内蔵されており、船上では船から電力を供給して稼働します。設定温度の範囲は機種によって異なりますが、Cedar Harbor Lineが保有するコンテナは-20°Cから+25°Cの範囲で設定できます。輸送中は1時間ごとに温度を記録し、到着後にデータシートをお渡しします。

品目別の推奨温度設定

生鮮野菜・果物は品目によって異なりますが、一般的には+2°Cから+8°Cの範囲が多いです。ワインは+12°Cから+15°Cが標準的です。医薬品(一般的な錠剤・カプセル)は+15°Cから+25°Cの範囲が多く、冷蔵が必要なバイオ製品は+2°Cから+8°Cです。冷凍食品は-18°C以下が基本です。輸送前に、製品の仕様書または製造元の推奨温度を確認してください。

温度管理輸送に必要な書類

温度管理が必要な貨物には、通常の輸送書類に加えて、温度設定指示書(Temperature Instruction)が必要です。食品の場合はFDA Prior Notice(事前通知)の提出が義務付けられています。医薬品の場合は、輸入者のFDA登録番号と、場合によってはDrug Establishment Registration番号が必要です。Cedar Harbor Lineでは、これらの書類作成を社内で対応しています。

温度ログの活用方法

Cedar Harbor Lineでは、輸送中の温度ログを全便で記録し、到着後にデータシートをお渡しします。このデータは、食品衛生法やFDA規制への対応記録として活用できます。また、万が一温度逸脱が発生した場合の保険請求にも使用できます。温度ログのデータ形式(CSV・PDF)はご要望に応じて対応します。

温度管理輸送は、通常の輸送より準備が必要ですが、適切に管理すれば貨物の品質を確実に保てます。初めての方は、まず担当者にご相談ください。